北京海淀　放置自転車回収しレンタル事業開始

路上や小区に放置されている自転車。邪魔になるし、環境や安全面から見ても良くない。そこで海淀区はこうした自転車を回収し、市民にプレゼントする活動を行った。

海淀区は先ず全区29か所の街道で放置自転車の回収を呼び掛けた。家で使わなくなった自転車も集めた。回収した自転車は、油を挿し、智能チップを取り付けた。今後、公共の乗り物として新たに活躍をさせるためだ。

万寿路街道のスタッフの話では、「我々は回収した自転車を先ず使用程度によって分類します。基本的に使える状態にした後、将来回収できるものは緑のシールを貼り、部品不足の転車には赤色シールを貼って直接処分。車輛の利用頻度によって市民に卸す価格も格差をつけました。『易幣（易代歩会社が推進する玩具のお金で智能自転車を利用する際に使う。一易幣が一人民元に同等。）を配布し居民に安く智能自転車を提供することに成功しました。」

回収後の自転車はすべて北京易代歩科学技術有限公司が管理する。この会社の市場部責任者の話では、この会社では再利用できる車輛に統一した智能化改造を行い、「智享模塊」を取り付け、「智享自行車」マーク及びバーコードを付ける。同時に、車輛安全保障と美観のため、統一した籠、タイヤを設置している。最近、街中でインターネット予約智能自転車サービスを見かけることが増えたが、北京海淀がサポートするこの智享自行は、軽くて籠があり太陽エネルギーを使っている点が新しい。

智享自転車は太陽エネルギーで鍵をかけ、鍵の中にはGPSがはめ込まれておりデータ管理も可能。利用方法は、携帯電話でAPPをダウンロード、ログインしたら200元のデポジットを支払う。APPを通じて自分の近くにある智享自転車を探し、車体についているバーコードを読み込めば鍵が外れ、30分0.5元で使用できる。

海淀区は既に100か所の利用ポイントを専用に設置しており、継続して4万台の古い自転車を改造し投入するとしている。将来は更に増えて100ｍ毎に自転車がみつかるとのこと。今後、更に市民にとっての最後の1キロ問題を解決してゆくと期待される。もし車輛が整理整頓されずに置くと易代歩APPの個人情報に記録されてしまうというのでご注意下さい。