京張高速鉄道建設の影響で、11月1日つまり来週火曜日より、106年の歴史を持つ京張鉄道清華園駅が閉鎖となる。北京北駅と清河駅も暫定的に業務休止。北京北駅始発のS2線と京通線8本の列車は、それぞれ黄土店駅と昌平北駅へ業務を移行する。清河駅については今後、元の場所に大型駅が再建される。京張高速鉄道は2022年北京冬季オリンピックにおける交通基礎施設の重点項目となっており、2019年に全線開通する。
清華駅は1910年建設。詹天佑が設計した、中国人が初めて自らの力で建設した鉄路、京張鉄路の中でも北京城から最も近い駅。駅の名前は詹天佑の直筆。50年代早期、路線を東に移動させる工事伴い現在の北航西よりの位置になった。そして2008年、郊外鉄道S2線の開業に伴い、清華園駅のプラットフォームは高台形式に改造された。
新しく建設される京張高速鉄道は、現在の清華園駅から下方に移動し、トンネルを掘り都市部を抜ける。清華園トンネルは地下鉄13号線に近く、北京北駅を出て北へ約1キロの場所。学院南路から北側へ、北三環路を越え、知春路、北四環路、成府路、清華東路など5本の主要道路を越え、五環路に至って地上に出る、全長5.33キロ。
北京北駅と清河駅も11月1日より閉鎖。但し北駅の乗車券発売及び発行業務は行う。工事期間中、S2線の始発と終点は黄土店駅となる。また北駅に停車していたK275/K276次(フフホト-満州里)、2559/2560次(北京北-赤峰) など8本の路線は昌平北駅が受け継ぐ。詳しくは以下を参照。
■黄土店駅
受け継ぐ路線:S2線始発、終点
乗換住所:地下鉄8号線または13号線霍営駅下車、G4口出て東南方向へ徒歩約110メートル。371路、462路バス等で乗換ても移動可能。
■昌平北駅
受け継ぎ路線:K275/K276次(フフホト-満州里)、1457/1458次(フフホト-通遼)、2559/2560次(北京北-赤峰)、2621/2622次(北京北-赤峰)、1801/1802次(北京北―チチハル)、K1015/K1016次(北京北-通遼)、K1595/K1596次(北京北-鳥海西)、4471/4472次(北京北-承徳)
乗換住所:地下鉄昌平線昌平駅下車、昌32路または66路に乗換へ昌平北駅に到着。北へ向かって150メートル。