すっかり秋めいて紅葉狩りが楽しめるシーズンが到来している。北京郊外、市街地、北京では至るところで紅葉が楽しめる。今年のお勧めスポットを紹介しよう。
1:十三陵神路
北京市街地から約50キロ、天寿山のふもとにある明の十三陵。陵区は山に囲まれ、中ほどは平原になっている。陵前には細い川がうねり、山と水が美しい場所だ。十三陵神路とは即ち長陵神道のこと。長陵陵寝建築の前頭部分で、その距離約7.3キロ。明の時代に南から北へ、既にあった石碑坊、三空橋、大紅門、神功聖徳碑亭、石像生、棂星門、南五空橋、七空橋、北五橋などと神道墓儀施設と橋洞でなりたっている。
神路両側はすべて落葉広葉樹。ここで紅葉鑑賞するひとは意外と少なく、週末もさほど込まない穴場。
2:韓村河旅遊景村
北京西南45キロにある村。社会主義新農村としてメディアに出ることが多い村だ。独特な農村的風景と現代的な田畑風景があいまって国内外から人気を集めている。先頃、国家AAA旅遊風景区、国農業旅遊模範地点、中国十大名村、中国幸福村、全国生態文化村、中国十大最美卿村の称号を得るなど実績も確か。
さてここのお勧めは韓村河銀杏大道。韓村河風景区中心街、つまり魯班の路上にある。銀杏通りの長さは約1200メートル。毎年秋になると、200本を越える銀杏の木の葉が黄金にかわる。落ち葉が舞う道路をゆっくりと散歩するとナイスショットが撮れて「いいね」獲得間違いなし。
3:坂峰嶺風景区
坂峰嶺の面積は広く、地殻も緩やか、もみじの木が密集しているのが特徴。観光客も多いが、面積が広いので、あまり混んだ感じがしない。写真を撮る時だけ、どうしても他人が邪魔になるのはお愛嬌。坂峰嶺が一面に赤に染まる光景は迫力ある美しさ。起伏の少ない地形なのでゆっくり散策に丁度よい。大自然の中で紅葉を楽しみたい人にお勧め。
4:オリンピック森林公園
北五環路に位置するオリンピック森林公園は敷地面積680ヘクタール。北京市内最大の公園だ。それも入場無料。秋のシーズンには是非、紅葉観賞に訪れたい場所。紅葉の見ごろは10月20日から11月15日。楓、もみじ、銀杏等10品種以上の紅葉樹が育ち、5万株の色彩豊かな樹が10月中旬、下旬から次第に色づきはじめる。最も景観の良いのは天境(西側の山に登るルートで、もみじがメインに生えているところ。山頂から公園全体を見渡すのもお勧め。)、湿地、奥海西側(銀杏林)、北園の南門両側。