初の民間チェーン博物館

昨日（9月25日）、北京市としては初の民間連鎖（チェーン）博物館が、朝陽区和平街に落成した。たこや布貼画、戯劇人形など伝統手工芸品を家庭が博物館の認可アトリエとなる。定期的に無料で作品を展示するほか、アトリエも社区居民に開放され、伝統文化継承に利用される。

和平街民間連鎖博物館は隣が中国電影家協会ということもあり、場所の制限を受け、博物館内に展示されるのは主に布貼画、铝板画、面塑、泥塑、剪紙等手工芸品と民間特色小物。「これらは見るにたらないおもちゃだが、長年民間芸術として伝承されてきたものです。」和平街街道事務所所長は語る。これら民間芸術を保護するため、同時に居民が文化活動に気軽に参加できるように、と街道は、「民間連鎖博物館」という新しい理念で博物館を作ったのだ。分散した、小規模な民間手工芸家庭アトリエを繋げることで、独立し相互融合する特有スタイルが完成。先ずは蔡茂春、李栄芝、王連通ら６つの家庭が民間連鎖博物館として登録されている。制作活動は各家庭アトリエで行われ、定期的に無料集中展示してゆく。