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北京市でもトコジラミ観測実施

時間:2013-08-13 10:11:23

最近、北京都市部で長年姿を消していた「臭虫」と呼ばれるトコジラミが発生しているという。北京市疾病コントロールセンター副主任は昨日、この一年で北京市ではトコジラミに咬まれたという報告が20件以上もあがっており、目下、各区県疾病コントロールセンターでは、このトコジラミ、蚤の観測を行い、上部に報告するよう指令を発布。北京市疾病コントロールセンターでは、このトコジラミの発生原因と退治薬について今後研究を進める。

この一年で、トコジラミに咬まれた人は五、六十人。二年前にも、やはりトコジラミに咬まれたという報告があがっていたが、今回の発生は密集している特徴がある。場所も、都市部、郊外どちらでも見られ、僅か先週一週間で北京市は二件の事例が報告されている。

再発生の原因につき副所長は、北京と国際交流の頻繁な国で、貨物が頻繁に届く国の荷物の中にトコジラミが潜んでおり、それが北京に入ってきたのではないか、と推測されている。例えばアメリカは一般家庭だけでなく、ホテルなどでもトコジラミがいたりする。トコジラミは生命力が割合強く、飲まず食わずでも半年以上は生きるため、大型貨物に混じって移ってくる可能性は大いにあるのだ。

このトコジラミ、一般に狭い所や隙間を好む。また群集性があり、成虫、幼虫、卵の時といずれも床板や布団、壁紙の隙間に潜んでいることが多い。北京市で報告された20件の事例も、ベットのマットレスを引っ剥がすと卵が見られたという。

アメリカのトコジラミは薬に対する耐久性が強い。今回北京で出現したトコジラミは未だ蚊やハエ、ゴキブリ退治の薬にも敏感な様子。これが数十年前に発生した重出江湖のトコジラミと同じなのかどうなのか、実験研究がスタートしている。そして何の種類の薬が退治するのに有効なのか突き止める計画。
 

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