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民航 遅延に新措置「無限起飛」

時間:2013-07-30 10:57:37

最近はとくに雷雨となることが多く、6月など、中国国際航空は1200便をキャンセル、7月8日は首都空港で1454便のうち77%が遅延という事態に、その後も悲惨な状況はあげるときりが無い。

飛行機が遅れると乗客から厳しいクレームと事情説明を迫られる民航、ついに遅延に対し新しい措置が実施すると発表。新政策はその名も「無限起飛」。ダイヤ通り、時間調整の制限を受けず、そのまま離陸する、というものだ。毎日10時前、全国各地始発フライト、及び北京首都空港、上海紅橋、上海浦東、広州白雲、深セン宝安、成都双流、西安咸陽、昆明長水の八大空港では、天候と軍事活動を除き、機体の搭乗口が閉められた後、飛行機の中で待つことなく離陸。上述する八つの空港のフライト離着陸数だけで全国の約半分以上を占めるため、この政策で遅延は大きく解決されると期待される。

朝6時から9時、首都空港は最も頻繁に飛行機が出る時間。一時間に多い時は五十機が飛ぶ。一分に一機という計算だ。安全を確保するため、出来るだけ時間間隔をとるように運営されてきた。これが乗客をイライラさせる「流量コントロール」というもの。天気が晴れでも待たされるため、乗客がかんしゃくをおこしがちに。新しい政策では、この滑走路での待ち時間を短くすることで、正常通りのダイヤを施行しようとう試み。

しかし首都空港の離陸フライト時刻表をみると、朝のラッシュアワーでは、例えば7時40分は8機、7時45分は7機という具合に同時刻に多数の飛行機が飛んでいる。無限起飛が実施されると、短時間で何機もの飛行機が飛ぶことになるが、大丈夫なのだろうか。

結果は、空中旋回による待機、そしてどうしても避けられない地上待機が起こることになる。無限離陸は滑走路上の渋滞を減少させるが、空中で並ぶ時間が増える結果を招く。ただ地面で行列を作るより、空中で待っている方が心理的にも安全性も上だとう判断。
 

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