唐代の女性生活展

色彩美しい三彩俑、女性が男性に扮する男装侍女俑、古代儒生装束、豪華絢爛な飾り・・・「豊腴之美－唐代仕女生活展」が、7月4日から北京芸術博物館にて開催されている。この展覧は唐代初期から全盛期の侍女俑にスポットをあて、例えば銅鏡、粉箱や頭钗等を組み合わせ、唐代侍女性の日常生活の細部を展示する。

唐代は他の時代より繁栄し、文化が育った時代。美の概念も壮健さや豊かさがもてはやされた。このような社会の中、女性らの生活も空前の開放をみせる。唐代の女性、とくに宮廷の上層貴族に使える侍女らは生活を楽しむ余裕があり、外に目を向け、いろいろ見て歩くのも好きで、社会活動にも参加していたという。この展覧では西安博物院など五箇所の博物館から86件（セット）の唐代文物を集め、唐代侍女の社会生活シーンを構築、唐代女性生活の細部を直観させることで唐代の社会を感受してもらうのが狙い。

この展覧はこの先一ヶ月開催される。