新緑茶　北京で販売開始

蛇年第一弾の緑茶、四川宜濱の「正月春芽」が老舗茶屋吴裕泰で販売開始した。初批准を受けた、旧暦新年で最も早く市場に出た春茶「正月春芽」の価格は500グラム3000元。気温が温かくなるに従い、違う種類のお茶や、価格ももっとリーズナブルな「正月春芽」も出てきている。

「正月に新緑茶を飲めるのは、老舗客にとっても始めてのことです」。そう語るのは吴裕泰責任者。「正月春芽」の産地、四川宜濱は全国最大の早茶生産基地。全国で同緯度の地区、北緯28度線で茶樹萌芽が最も早く出る。江浙、安徽など茶葉で有名な地域より30日も早熟。摘まれた茶葉は丹精込めて加工され、外形はまっすぐ、色は艶やかな緑、香りが高い。

第一弾の緑茶が市場に出た後、3月末まで清明節前に出る「明前茶」が登場してくる。昨年の冬は雨や曇りが続いたため、今年は3月20日前後にやっと春茶摘みと販売が開始するという。人件費が上がっている関係もあり、今年の宜興など地区の明前茶は、昨年よりおおよそ20％前後高め。