空気清浄機の売行き好調　霧霾除去機能は如何に

最近頻繁に起こる霧霾の天気で、空気清浄機を購入する人が激増しているという。しかし空気清浄機、一体どれぐらい霧や霾を防ぐことが出来るのだろう？

北京の冬は寒い。一般に休息時に窓を開封して空気の入れ替えをする家庭は少ない。そこで思いつくのが空気清浄機。売り場を覗くと数百元から数千元する商品まで様々あるが、肝心のPM2.5除去能力はどうなっているのか？霧霾は文字の通り霧と霾が合わさったもの。中国では一般的にどんよりした天気は霧が混じって一緒に起こる災害性天気で、ゆえに霧霾天気と称される。空気清浄機が霧霾天気時に室内空気を改善してくれるのか、北京市公共衛生ホットライン12320スタッフは以下のように回答している。

おそらく、さほど高い効果は望めないという。霧霾天気は主に環境が起因で起こる現象。空気清浄機は局部的な空気浄化作用はあるものの、室内全体の空気清浄となると難しいと考えるべき。

中国科学院大気部土研究所のスタッフも、市場で販売されている空気清浄機は主に家庭の細菌を除去するのが主な機能で、霧霾の中に含まれる汚染物質PM2.5を除去する作用は低いと回答している。

空気清浄機は、汚染気体例えばベンゼン、フォルムアルデヒドなどを密度の高いネットをろ過する際に除去する作用があり、室内の装飾の悪臭を取ることは可能。でもPM2.5のろ過までは出来ないと考えたほうが妥当なようだ。

では室内に潜むPM2.5汚染物質を除去するにはどうすればいいか。衛生専門家は、霧霾天気の時、窓を開封して通風するのは極力少なくし、また炒めもので空気を汚したりしないよう気をつけるのが先ず出来ることだと指摘。また吸付作用のある緑色植物を置くなども良いそうだ。更に加湿器も室内の空気を改善できるという。

加湿の水分の粒は大きくなる。大きくなると沈み、更に大きくなると人が呼吸する時に鼻毛で塞がれる。これで体内に汚染物質が入るのを防ぐことが出来るのだ。但し加湿には純浄水を使用すること。北京の水はアルカリ成分が高く白い粉を噴出しやすいからだ。また霧を出さない加湿器を選ぶこと。その他、高齢者は家にずっといることが多くなるが、その場合はオンドルの上に湿った布を被せたり、霧吹きでガラスやレースのカーテンに霧吹きするのも有効。空気清浄機を買うよりは効果が望めるようだ。