速達サービス徐々に休暇へ　ネットショップに影響

毎年春節は速達会社とネットショップがみな休みをとる。昨日、申通や圆通、運通、韵達、順豊といった速達企業は、蛇年春節まで未だ半月以上あるが、配達スタッフの多くが帰郷し、企業は程度こそ異なるものの往々にしてスタッフが足らない状態に陥る。会社としては祝日残業手当など待遇をあげているが、それでも春節時期には働くスタッフ、四分の一は減ってしまうという。

昨日午後、東四にある約10平米の圆通快递小包分配所を覗くと小包が満載の状態。河南鶴壁から働きに来ているある男性は、2月1日に帰郷する鉄道切符を既に購入していると話す。この数日、彼の仲間は5人ほど帰り、月末には更に７、８人が帰ると言う。

スタッフが減ると当然快速も遅くなり、そのしわ寄せはeコマース企業全体にも及ぶ。大手ネットショップ淘宝の粉ミルクを販売するある店は今から「利用している速達企業が、黒龍江省や青海省など地区への配達を停止したため、来週から上述した地区への配送はできません。その他省についても2月3日から配達は停止します。」と休業の通知を出している。店長の話では、だいたいのネットショップが大晦日三十日まで営業するが、速達会社は年末前に出荷を一旦終えるため、消費者の手元に荷物は届くのは年明け。自分はクレームを避けるため、事前に休みに入ってしまうのだという。