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河防口長城の修復工事スタート

時間:2012-11-26 14:29:12

河防口長城の修復工事スタート

北京市文物工程質量監督所の調査を経て、懐柔区河防口長城の修復工事が竣工する。河防口長城の修復距離は3553メートルにも及び、は北京史上、一回で単体修復規模としては最大、投資額最多。また河防口長城は万里の長城唯一とされる扁形敵楼があり、完成後はまた新しい長城の一面を観光できるようになる。

河防口長城は懐柔区懐北鎮河防口村北にある。資料によれば、このエリアは明の時代に北斉長城を基礎に修復建設された。敵台が密集し、細かな技巧が取り入れられているという特徴を持つ。今回の修復は、東は玉皇頂からスタートし西へ3553メートル。途中、敵楼敵台は25棟、壁は24段ある。4422万元が投資され、計算すると一平米辺り一万元近くかかる。これは、関係者の話によると、河防口長城は八達嶺長城など交通の便が良い所とは異なり、長城に登る道路すらない狭い険しい地形にあるためで、修復には先ず道の開拓から始める必要があり、建材の運搬は村人が飼う家畜も使用するという。敵台が密集し、また技巧が細やであるため、積み上げるレンガも全て寸法を測ってオーダーメイドになるから。

河防口長城の修復が完成しても、長城を守るため、楼の上を直接歩いて渡ることは禁止される。修復される37号から39号敵楼400メートルには、長城から二メートル離れた位置に桟道が造られ、そこを歩くことになる。お勧めは40号敵楼で、又の名を「?扁楼」という。この敵楼は万里の長城の中でも唯一の扁形敵楼となる。山が険しく東西に狭く長いため、このような扁形の敵楼ができたそう。また雁栖湖ほとりから明の長城の壮大な景観を眺めることができる。とくに一番高い玉皇頂から険しい長城を見下ろす景色は絶景らしい。
 

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