初雪61年振りの大雪　延慶積雪47ミリ

雨の少ない北京都市では、毎年冬が始まり初雪となる地域や量はまちまち。しかし今年の冬の初雪は都市全体でいきなりの大雪となった。3日から4日にかけ、北京市の広い範囲で大雪となり、とくに延慶では47.5ミリの積雪を記録。昨日14時の時点で北京市の平均降水量は58ミリ。史上同時期最高値となり、同時に1951年の気象記録を塗り替えた。

昨日明け方、雪がはげしくなる中、北京市気象台は3時半に大雪藍色警報を北京市全体で大雪オレンジ色警報に上げ、西部北部（延慶、昌平、門頭溝、房山、懐柔北部）については赤色警報を発令。これは北京が2005年に気象警報を作って以来、初の最高レベルの大雪赤色警報だった。4時に再び道路凍結警報を発令。路面の最低気温は氷点下になり、12時間以内に道路が凍結するという注意を促した。16時、降水量は弱まりはじめ、16時45分、ようやく藍色警報が解除された。

北京市気象台が昨日午後に発表した予想によると、夜半から霙の勢いは弱まるものの、西部では依然小雪が、平原では小雨交じりの雪が続く見込み。今日の日中は曇りのち晴れ。最高気温は10度、夜間最低気温は0度前後となっている。