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八達嶺高速にある遊園地建設予定地 再開発へ

時間:2012-09-19 21:54:13

昌平区南口鎮陳庄村にある「亜洲沃徳蘭遊楽園」、広大なトウモロコシ畑の中に幽霊屋敷のよに遊園地らしき建物が浮かんでいる。建設開始当初、“亜洲沃徳蘭遊楽園”と呼ばれていた沃徳蘭遊楽園、既に手付かずの状態で14年間経っている。

北京市中心部から車で一路北へ、八達嶺高速を40キロほど走ると高速道路陳庄料金所東に、欧米スタイルの建物が見える。これがその亜洲沃徳蘭遊楽園だ。遠目で見ても遊園地と分りる奇形な建物だが、近づいても入口が無いのだ。鉄柵で囲われたその中は人の背丈ほどもある農作地になっている。

亜洲沃徳蘭遊楽園、計画ではアジア最大の遊園地が出来る予定だった。国家旅遊局の重点項目にも指定されていた。当時の計画図では遊園地施設だけなく高級ホテル、ショッピングセンター、美食街も入り、まさに東京ディズニーランドを越えるアジア最大の遊園地を目指していた。

1994年、南口鎮政府は沃徳蘭プロジェクトを開始。陳庄など五つの村、1000ムーの土地が華彬グループに租借された。プロジェクト敷地は123.04ヘクタール。しかし1998年に起こった東南アジア経済危機の影響を受け、沃徳蘭遊楽園は工事がストップ、今日に至る。華彬グループは今も毎年、南口鎮政府に対し土地租借金を支払い、南口鎮政府も企業経営には一切関与しない姿勢を保っており、南口鎮政府、現地農民と華彬グループ間に一切紛糾はなし。ただ、亜洲沃徳蘭遊楽園は撮影愛好家などの探検遊園地、附近の農民の農地と化したのみ。

そんな中、そろそろ動きがあるという。華彬グループ責任者の話では、このプロジェクトは目下、再開発の検討を進めており、将来おそらくここには総合性大型アウトレットマーケットが誕生するようだ。「造った物は出来るだけ使うつもりですが、大部分の建物は撤去でしょうね。」責任者は語る。撤去計画は年内に決定され、早ければ来年3月から新しいプロジェクトの建設が開始される。
 

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