電話ボックスでWifi無料提供へ

先日の大雨で北京の一部地域で携帯電話の電波が充分に得られない地域が出た経験から、天気の影響を受けない固定電話の存在が見直されている。北京聯通は関係部門、関係単位と提携した協議を基に、北京にある重点地区の電話ボックスすべてにWifiをカバーする計画をスタートした。完成すれば、市民は無料でインターネットに接続できるようになる。

北京市は電話ボックスの規模を引続き維持する姿勢。公衆電話では110、120、119は無料でかけられる。北京市市政容委景観管理所関係者は、2011年年末までに、前門三大街、長安街及び沿線、朝阜路の三本の重点大街にある電話ボックスは規範整理が完了しており、次は2012年末までに127本の重点大街、重点地区の公衆電話を規範化させると発表。

目下、北京の街頭乃至使用されている公衆電話は4万台近いが、使用率はあまり高くないのが運営上の問題。海外やその他都市から学び、Wifi 信号を提供することで電話ボックスに新しい任務を与えようをしている。そう遠くない未来、多機能装備の公衆電話はiPadのようにタッチパネル形式で電話、Wifi が使用でき、地図検索、旅行情報検索、レストラン割引券ダウンロード、銀行振り込み、電熱費支払いなどが可能となる。