故宮が首都空港とタイアップ「文化国門展」

“文化国門”‐－故宮印象”が北京首都国際空港第三ターミナルビルで幕開けした。これは中国国内及び海外から北京へやってきた旅行客に、タラップを降りて直ぐに、紫禁城の奥深い素晴らしさを紹介しようという企画。

展示は首都空港第三ターミナルビルE19国際トランジット休憩エリア。展示面積は約50平方メートル。放送区と相互動態区に分かれ、放送区は故宮博物院が制作する10本のフィルムが放映されている。例えば故宮博物院の概要を紹介する『故宮是座博物館』や、紫禁城建築過程を紹介する『朱棣肇建紫禁城』等が視聴できる。

相互動態区では、“陶瓷魔境”番組を強化させ故宮鎮館の宝である“鶏缸杯”で遊んだり、“玉器幻像”番組を通じて紅山文化代表作である“大玉龍”を鑑賞できる。また故宮博物院ホームページや電子画廊も閲覧可能。すべての番組が中国語と英語の二ヶ国語放送となっている。

“文化国門”‐－故宮印象”は故宮博物院と北京首都国際空港戦略合作協議の第一期成果。2010年6月に調印した戦略合作覚書に基づき、双方が各自の利点を発揮、共同で中国伝統文化を展示発表するもの。