国産と輸入　殺虫剤の効き目は如何に

今年は蚊など虫が増える傾向にあるという内容の報道が流れたところだが、このところ殺虫剤や蚊取り線香などの売れ行きが伸びているようだ。最近ネット上では、「国産の蚊取り線香には農薬が入っている」とう話が話題に上り、淘宝などネットショップでは海外代理商が扱う輸入蚊取り線香の売れ行きが良くなっている。これに対し専門家は、環境や使う薬の歴史などが異なり、海外ブランドの蚊取り線香は国内では必ずしも土壌に会わず、実際、国内産の蚊取り線香は毒性が低く、安心して使用できる、とコメントしている。

北京農学院の講師は以下のように説明。アメリカで売れ行きのよい「失?」は種類が異なる蚊や虫に対し効き目があるとされているが、これは虫本来の耐久力の差に注目すべきで、アメリカの蚊や虫は低毒または極めて低い毒素の農薬にも敏感であるのに対し、中国の蚊や虫は農薬への耐久性が高く、海外の低毒蚊取り線香にはあまり敏感ではないため。

都市にあるいくつかの大手スーパーを見ると、国産の蚊取り線香は、円盤式、液体、チップ式の三タイプをメインに販売している。円盤式の殺虫成分は氯氟醚菊酯?、チップ式は生物烯丙菊酯と四氟菊酯、電器蚊取り線香の液体は炔丙菊酯と標示されている。

これら成分は何れも植物から搾取される殺虫効果成分を化学結合させた科学製剤。殺虫要素はあるが害虫全般を駆除するものではない。毒性は低く、農薬分類に属するとすれば低毒の農薬となる。また光の下では効果が下がるという特徴を持つ。充実した三タイプの蚊取り線香のうち、燃やすタイプの円盤式蚊取り線香の殺虫能力が最も高い。これは燃やした後に発生する煙が気体の粒子になり、空中に浮かぶ特性が離れた場所にいる蚊の駆除にまで有利だそう。

そんな蚊取り線香、毒性が低くても使用上の注意は守りたい。円盤式の蚊取り線香、電器の蚊取り線香のチップを触った後はよく手を洗おう。また液体の蚊取り線香は皮膚や目にかからないように注意したい。そして出来るだけ植物から搾取した成分で作られた商品を選びたい。更に蚊帳など物理的な措置は良い方法。室内や外に殺虫作用のある菊や艾草、駆蚊草、夜来香（トンキンカツラ）等を育てるのも方法の一つ。

運動した後は素早くシャワーして清潔にし、白い長袖の服を着たり靴下を履くと咬まれにい。室内に水が溜まらないように掃除するのも有効。夏に蚊の発生を少なくするには、冬越えるする蚊を消滅させるのが良い措置となる。