公共レンタルサイクル　地方出身者にも開放

「条件を満たせば、公共レンタルサイクル地点ですぐに利用可能。非北京戸籍の身分証でも受付可能」昨日、北京市交通委員会運輸管理部門関係者は、具体的な条件で試験運営がスタートしている東城区と朝陽区の管理運営方を制定。

東城区と朝陽区には、それぞれ各二箇所のカード申請地点が設けられている。そのうち、東城区にある二箇所は、地下鉄5号線天壇東門A2出口と2号線東直門駅A出口。朝陽区にある二箇所は、地下鉄朝陽門駅A出口と三里屯街道北三里社区。今月中に、朝陽区は更に、団結湖、農展館などエリアに三つの流動型申請箇所を開設する計画。居民が遠くに行かずとも申請できるように改善することで、公共自転車の利用率を高めるのが狙い。

公共レンタルサイクルがスタートした当初、投入自転車台数は僅か2000台、利用箇所は60箇所、更に利用者は北京市限定だった。しかし最近になり、地下鉄朝陽門駅では、北京市民以外の身分証でもサービル利用が可能となっている。運輸管理局関係者の話では、今年10月には、公共レンタルサイクルを利用できる人を、地方観光客や地方労働者にも拡大する計画にあるそう。目下、第二批准地の選択が進められているという。

この場所決めが目下の難題。交通部門は、公共レンタサイクルの返却情況を追跡、一部利用率の高い地点や人が密集するポイントに自転車や駐輪場を増やすと同時に、レンタル地点でない所では、設置の呼び声が高い地域、例えば居民区附近へ普及を積極的に検討。しかし地下鉄や街道社区などは、どうしても土地問題が発生、直ぐには着手できないようだ。

計画では、公共レンタルサイクルの総台数は年内に2.5万台に増加。そのうち、東城区と朝陽区の公共自転車は10月頃までに1万台になる。西城区、豊台区、石景山区、通州区、大興区、亦庄地区などは公共自転車レンタルポイントを建設、1.5万台の公共自転車が投入される予定。