鐘鼓楼広場　年内に清明時代の原貌復活

年内までに、北京中軸線上にある鐘鼓楼広場は明清時代の風貌が復元され、また天壇の壁も本来の姿が見えるようになる。

これは先日終った十代会議で決定された内容で、未来五年間で、7.8キロある中軸線を遺産申請し北京市歴史文化保護の重要工作とする。鐘鼓楼広場については今年中にも建設を完成させる。鐘鼓楼広場の住民分散化作業は東城区にとって今年の第一作項目。既に広場建設計画は批准されており、東城区は周囲の撤去移転申請を受理、鐘鼓楼広場の建設に向け、鐘楼湾胡同東西両側で暮らす人々が別の場所に移動しはじめている。東城区を始めとする中心区には、まだまだ多くの四合院が存在しており、一般に30戸の家庭に20人以上が住んでいる状態。一家庭の生活面積は16平米前後となり、四合院の本来の遊廊や影壁等は見る影もない。本来、一つの院落で少なくとも三分の二の人が出て行かなければ、一家庭50平米という生活空間は確保できない。

天壇周辺は今年も人口分散作業、環境整備が進められる。条件が悪い居民区の建物は今年から取り壊され、結果、天壇の壁が露出するよう整備される。