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在北京高校博物館 次々の無料開放

時間:2012-04-11 13:56:15

昨日(10日)、北京にある高校(大学や専門学校)18箇所が運営する19箇所の博物館で組織する「北京高校博物館聯盟」が成立した。今後、在京高校博物館は次々に社会に向け無料一般開放される予定。既に中国地質大学(北京)等高校博物館では参観予約受付を開始している。

 北京市の著名高等院校、大学博物館の数は全国でも上位。特に北京大学賽克勒古、芸術博物館、地質大学博物館、北京航空航天大学航空博物館に収蔵されている文物は豊富で研究価値が高く、その世界では有名。これまで、こうした高校博物館は社会開放するには条件的に限界があり、参観は基本的に内部者に限ってきた。

 北京市教育委員会高校教育処所長は、「高校博物館聯盟は今後、優良な資源を共有し、在北京高校の教学科学研究を応援。高校博物館の社会サービスと文化伝承能力を向上させるのに役立てたい。その為にも教育主管部門は、高校博物館は校内教学、科学研究の需要にあわせ推進、社会開放させてゆく。」と発表。今後、在北京高校博物館は北京市の小中学生に優先して開放される。具体的条件については、各社会博物館運営方式に従い定期または定時開放となる。

 地質大学副校長は、「高校博物館は長らく見放された状態にあり、社会的知名度も低い上、内部重視度も充分でなかった。それは各博物館の功能が発揮されなかったためだと考える。地質大学博物館は本科教学体系を取入れ、館に収められている標本と課程体系をあわせ、学生の学習意欲を伸ばす方向で開放利用して行きたい。同時に博物館を社会無料開放することで、科学知識を普及させたい。」と語る。目下、地質大学博物館は月曜日、水曜日、金曜日午後、社会に向け一般開放されている。週末のみ団体専門受付予約となっている。

 北京大学賽克勒考古と芸術博物館は中国高校中、初の考古学を専門テーマに取扱った博物館。収蔵品は、石器、銅器、甲殻、陶器、漆器、書画、碑帖など数大類一万点以上。中央民族大学民族博物館は北方地区唯一台湾の高山族文物を展示する博物館。北京航空航天博物館は新中国成立後初の航空博物館で、中国が自ら設計した「北京一号」飛行機がある。

 北京市教育委員会関係者は、「高校博物館聯盟は対外開放を拡大し、特に小中学生と市民を対象に推進していきたい。未だ開放されていない高校については早い時期に開放させたい」、と語り、市教育委員会は今後、専門の経費を宛て、高校博物館の蔵品の充実化を支持。
 

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