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交通ICカード 破損はデポジット領収書発行可

時間:2012-04-06 09:37:16

昨日(4月5日)、西単にある市政交通一カ通客戸服務中心が、交通ICカードデポジット返却の際の領収書発行サービスを開始させた。これは交通ICカード運営が始まって六年来、初めて措置。

 交通ICカード会社「一カ通公司」の説明によると、目下、このサービスは、西単以外の各カード払戻し処理地点でも開始されているとのこと。

 この施策開始にはある案件が絡んでいる。今年3月、北京市民の某氏が不注意で交通ICカードを折ってしまい、カードが使えなくなった。カードは一旦払い戻しし新しいカードを発行するしかない。手続きに向かうと「カードが破損した場合、20元のデポジットは返金できない。当然、デポジット分の領収書も発行できない。」と職員が対応。これを不満に思った某氏は3月20日、北京市政交通一カ通公司に対し『政府信息公開申請』を提出。ICカードのコスト明細、デポジット、利息の行方を公開するよう要求。

 交通ICカード会社はこれに対し、「交通ICカードは北京市で4000万枚発行されているが、実際に流通しているのは3000枚万強程度。正常な運営要求を満足させるため、発行カード以外、大量の準備カードがあり、随時、発行や交換などに備えている。」と状況を説明した上で、「国家発展改革委員会など部門が出す『集成電路カード応用和収費管理法』の中で、“一定基準で顧客に対しデポジットを徴収。紛失、破損など原因で補填発行が要求される場合、コスト費用に基づき顧客からその費用を徴収する。”と明確に規定されている。」という点を主張。

 某氏はこれを受け更に「“デポジット(押金)”と“コスト(工本費)”の概念を説明しているだけで、要求する情報公開は行われていない」と反撃。結果、交通ICカード会社は、カードが破損した場合、デポジット分の領収書を発行するという対応をはじめた。

 交通ICカード会社責任者は、今尚、「会社はカード保持者にカードデポジットを徴収、破損したカードチップ処理払い戻しの際、20元のコストを徴収する点については北京市物価局の批准を得ている。」と主張を続けており、また「交通ICカード会社が貰うデポジットの大部分は製造コスト、一部発行、付属の費用であり、一部カードの保護費に当てられている。余剰部分は準備金はとして払い戻しサービス手続き費用にも使われている。」と説明している。
 

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