国際線エアチケットに新しい選択

最近、携程網が新しい国際線エアチケット予約プラットフォームを登場させている。このプラットフォームは今までになかった、一万本近い国際便をオンライン検索対照とし、最多6路線まで航路を選択できる。各航路少なくとも三社以上の航空会社が情報提供する結果となり、従来の国際線エアチケット予約では価格が不透明という問題が明確化され、より競争力ある市場が作り上げられる状況へと変化している。

■九割の消費者が数多い路線を渇望
中国全国数千名の消費者をターゲットに国際線エアチケット予約行為を調査して見ると、出国者のうち、アジアが目的地の人は50％、欧州・アメリカが各25％と23％。航路は直行便往復が80％、乗継（三回以上乗換え）が20％。予約方法はインターネット76％、電話予約24%、という情況。消費者から寄せられる国際線エアチケット予約における必要改定三大項目は、1.複雑行程が検索できない（38％）、2.選択可能な航空会社が少ない（28％）、3.境外から境外の航路が予約出来ない（26％）、となっている。つまり92%の消費者が航路選択にもっと自由で豊富な情報を求めている。

業界内関係者の分析でも、消費者のエアチケット予約経験は日に日に豊富になり、国際線エアチケットに対する要求も高くなっているという。商品選択豊富、情報明確、検索予約便利スピーディ、これが国際線エアチケット市場における進化のテーマとなっている。

■北京最も安い　最多288の乗換え組合せ
上述する携程網国際線エアチケット予約プラットフォームでは、例えば3月20日午後の時点で、4月11日出発、18日戻りの北京（首都国際空港）－デトロイト線を検索すると、直行便以外に、東京、NY、シカゴ、サンフランシスコ、ワシントン、トロント、ロサンジェルスと7つの空港で乗り継ぐ路線が表示される。更にトランジット可であれば、上海ロ－サンジェルスまたは広州ロサンジェルスという二行程が増える。カナダ航空、中国国際航空、デルタ航空など七社の航空会社が情報提供、エアチケット料金は往復最低6480元から最高10680元まで11種類の組合せで検討できる。行程時間も13時間50分から51時間41分まで32種類の組合せとなる。

このプラットフォームでは更に境外で移動し、異なる地点から帰国する路線も予約可能。例えば北京から日本へ飛び、大阪に移動した後、そのまま大阪から北京へ戻るケースも予約可能。SOTOチケット予約も可能で、例えば韓国留学生は直接このプラットフォームを通じソウル発北京着のエアチケットが購入できる。

以上のように豊富なフライト情報を提供しつつ、このプラットフォームでは更に智能システムと透明な価格体系提示をモットーとしている。オンライン予約時、顧客の予算、時間、境越えビザ手続きなど要求を把握し知能的に判断、最も相応しい路線のみ紹介。

携程旅行網副総経理の説明によると、2011年出境旅行客数は7000万人を越え、今後更に急速に成長すると予想される。国際線エアチケットの市場は非常に大きい。新しいプラットフォーム立ち上げには、携程数百名のエンジニアが参加、二年をかけて研究開発したという。まさに国内初、国際的にも先進的な新システム。国際線エアチケット予約が、本格的に成熟時代へ移り変わっていることがうかがえる。