第12回「相約北京」

2012年4月28日から5月29日、「浪漫春天」をテーマに第12回「相約北京」聯歓活動が北京で開催される。3月20日、主催単位は今回の聯歓活動の演目内容を発表。キューバ、スペイン、アイルランド、日本、フランス、南アフリカ等20カ国近い60団体が北京を訪れ、一ヶ月にわたり、60箇所の劇場で公演を行う。公演回数及び展覧回数は合わせて100回を越える規模。また一部公演は全国ツアーが組まれている。

■キューバ国立バレエ団「白鳥の湖」で開幕　人芸「蔡文姫」で閉幕
国家級大型総合国際芸術祭とアジア地区最大春の芸術祭、「相約北京」は今年で11回目の開催を迎える。今年の「相約北京」聯歓活動は、文化部、国家放送電影電視総局、北京市人民政府が共同主催、中国対外文化集団、北京市文化局承諾開催。

開幕式は特別ゲストとして、4月28日、国家大劇院にて、キューバ国立バレエ団による「白鳥の湖」の公演が予定されている。この「白鳥の湖」は、世界級バレエ芸術家でありキューバ国立バレエ団創建貢献人のアリシア・アロンソが監督。古典バレエ芸術を基礎に、キューバ民族の特徴と現代気質を融合させた作品に仕上がっている。なお「相約北京」へは十年振りの公演。閉幕式は、北京人民芸術劇院が人芸建院60周年記念公演の一貫にもしている話劇『蔡文姫』が公演される。

■チケット価格リーズナブル
今年の「相約北京」は音楽、舞踏、戯劇、広場演出、展覧など幅広い公演内容となっている。音楽シリーズではクラッシック音楽と流行ミュージックを兼ね合わせ、スコットランド弦楽合奏団コンサート、ラトビア室内楽団コンサート、五月天鳥の巣コンサート、スペイン歌手ルス・カサルコンサート、香港歌手徐小鳳などが予定されている。舞踏シリーズでは、中国舞劇『徽班』、フランス現代舞『電子吉夫』など。戯劇シリーズは、北京人芸が閉幕式で『蔡文姫』を公演するほか、『日出』、『北京人』の二作が演じられる。広場演出シリーズでは、イチゴコンサート、序・北京電子音楽祭、朝陽流行音楽ウィーク等が企画されている。

今回の「相約北京」はこれまで同様、チケット価格は低く設定されており、北京人芸合作の学生公益公演以外、ポーランド民族歌舞団、ウルグアイギター二重奏、タンザニア芸術団など清華学堂で公演される演目は平均10元から60元となっている。