頤和園の遊覧船サービス開始

先週末25日午前、頤和園湖面に各種遊覧船が浮かび、埠頭ではスタッフは忙しそうに客を迎える姿が見られた。

　北京市にある公園のうち、頤和園の遊覧船が一番種類が多く船の保有台数も多い。船は龍船、画舫、モーター式船、ペダル式船、手漕船など五種類あり全部で350隻余りを抱えている。遊覧客レンタルは、八方亭、排雲殿、文昌閣、玉澜堂など四つ箇所。渡し船は、銅牛、排雲殿と石舫埠頭となっている。今年頤和園は、新しく20隻の手漕ぎ船を増やしている。昆明湖の水域は広く湖から眺める塔や景色は絵葉書そのもの。皇帝避暑地西京“碧海”として名高い景色、我々現代人もため息の出る美しさだ。

　安全保護のため、頤和園遊覧船は去年から全船にGPSを設置している。万が一突発的事故が発生した場合でも正確な位置を把握し、即座に救援できる体制が整えられている。また遊覧船管理人は北京市気象台より最新天気予報を受け、4級以上の風となる場合は直ちに出航を中止する決まりとなっている。

　北京市公園管理センターの話では、昨日までに北京市にある6箇所の水域公園で、アニメ船、ペダル式船等約100隻の新しい船が配置され、頤和園や紫竹院を初め各地で次々に遊覧船サービスがスタートしているとのこと。