2021年春　北京の植樹攻略

今週月曜日3月12日は中国の植樹節だった。しかし植樹はこの日一日に限定するものではない。春の気持ちの良い季節、是非太陽の下で中国の緑化活動に参加してみたい。北京周辺にはいくつかの植樹基地がある。誰でも自由に参加できる場所をご紹介しよう。

北京の植樹エリアは主に懐柔県と密雲に集中している。活動期間は3月から5月。一般に植樹参加は事前申込が必要で、時間や植樹する苗の種類などを予約するシステムになっている。

1.　懐柔
北京でも早くから植樹が進められている関係で、植樹だけでなく、野菜摘みや花見、真人CSと称するサバイバルゲーム等、娯楽が付随しているパターンが多い。

（1）紅螺湖植樹基地
懐柔県紅螺湖風景区内、湖心島及び紅螺湖北岸。紅螺寺まで約一キロなので、観光とあわせ植樹で思い出作りもいいだろう。苗は楊樹（ポプラ）。38元／人（苗、工具レンタル）、73元（苗、工具レンタル、食事付　※但し20名前後の団体のみ）

（2）橋梓植樹基地
大秦鉄道と京承高速の懐柔エリアにある緑化地帯で、鉄路と道路の汚染から保護する目的で植樹が進められている。苗は楊樹30元／人、柏樹40元／人。3月1日から5月30日まで。

（3）紅螺慧縁谷植樹基地：植樹＋真人CS
植樹のほか、刺激的な真人CSを体験できる一日コース。苗は、山桃、柏、松、かえでなど。38元／人（苗、観光地遊覧）、68元／人（苗、食事、観光　※20名以上で申込限定）、158元／人（植樹、観光、食事、真人CS　※20名以上で申込限定）。期間は3月から4月末。

（4）響水湖植樹基地
3月12日から4月25日まで植樹と花見イベントを実施。長城も観光可能。苗は、梨、松、柏。

（5）雁栖湖植樹基地
山に囲まれた雁栖湖。長城も見えるベストポイント。西には紅螺寺もあり観光も。苗は松と柏、楊。

（6）聖泉山植樹区
著名な仏教文化の場所。一般の観光客以外、仏教徒が植樹を行う一風変った雰囲気あり。苗は黒棗、さんざし、くるみなど。48元／本（観光込み）、68元／人（苗、観光、精進料理　※20名以上の申込限定）。3月1日から5月30日。

（7）青龍峡植樹基地
第9回「踏青、賞花、登山植樹祭」開催中。苗は松と柏、楊。58元／（苗、BBQ食事　※20名以上）、70元／人（苗、観光もしくは農家料理。※20名以上）、108元／人（苗、BBQ食事、野菜摘み　※20名以上）、168元／人（苗、BBQ、真人CS　※20名以上）。期間は3月1日から4月30日

2.　密雲
密雲ダム植樹
山裾で山菜狩りをしたり、水辺でバーベQが楽しめる。3月1日から5月初旬まで。苗は、果物の木、楊、柏。100元／人（植樹、イチゴ狩り、昼食）。