清明節休暇近づきツアー価格上昇

清明節休暇ツアー商品予約が始まっている。今月13日現在の各旅行会社の予約状況を見ると、今年は清明節休暇を他の休暇と抱き合わせ、余裕を持ったスケジュールで旅行に出る人が目だって織り、ツアー商品の価格は約六割が値上がり。特に日本、韓国、東南アジアの値上がりが目立つ。

　今年の清明節は4月2日（月）から4月4日（水）。休暇明け続く木曜日、金曜日の二日間の出勤日を年休に振替れば七日間休暇も可能となるのだ。「3月は特に何の法定休日もなかった月。短期でも良いから旅行に出たい人にとって、この清明節休暇は余計に力が入っている。」「これまで休暇は週末にかかるのケースが多かったが、今年の清明節休暇は月曜から水曜と平日を跨いでおり、ゆえに二日間休暇を足して出かける人が多い。」途牛旅遊網北京支店責任者は語る。

　相変わらず海外旅行ブームのよう。ビザ手続きに必要な時間を考慮すると、既に中国国籍の場合、欧米、オーストラリア方面の旅行団体予約は難しい情況。日本や韓国、東南アジアは15日前からとなるため、申込期限は3月中旬から下旬がピーク。年休を抱き合わせしない人も、三日間前後の国内旅行を予定している人が多く、恒例の春の行楽ツアーが人気。こちらは来週あたりから予約ラッシュが来る見込み。

　ツアーの6割前後が清明節前後から値上がりする。日本や韓国、東南アジアの団体旅行料金は5％から20％アップ。九寨溝、桂林など国内旅行の値上がりは一割前後。例えば北京発九寨溝牟尼溝4日間ツアーは3月中は2800元前後、清明休暇初日出発団体ツアーで3200元前後。バリ島4泊6日間ツアーは3月中は基本的に大きな変動なし。近郊旅行は家族ドライブ旅行が目立ち、最高でも値上がり幅10％以上にはならないもよう。