家政婦サービス公共情報ネット建設へ

今後北京市は、正規家政婦会社の月嫂（産婦を手伝って新生児の面倒を見る専門家政婦のことを）、保姆（一般的な家政婦）、小時工（時間給労働者）など家政婦事業に携わる人材をデータベースで統一管理する。雇用人は契約前にその登録データベースから、職業記録や学歴、写真など閲覧する等して安心して人材を選ぶことが可能となり、更に家政婦側としても就職先が探し易くなるメリットが期待される。

　北京市政局は先月27日、『2012年北京市社区服務工作要点』を発布。内容は、今年社区サービスプラットフォーム情報化建設を強化するもので、北京市家政婦サービス公共情報プラットフォームの建設はこれに含まれる。計画では年内にも立ち上げとなる。

　北京市民政局社区サービスセンター事業部副主任は、「この情報プラットフォームは市人力社保局と共同で建設するもの。社区サービスセンター96156に登録されている家政婦会社以外、家政婦人材基地、訓練機構もこれに加わり、そのデータは北京市が統一して管理します。」と説明。

　これまで北京市が発布した「応援支持発展家政婦サービス業」関係政策に基づき、今年北京市は地方とも手を繋ぎ労働協議に調印することで、中西部労働力を都市部に活かし、又北京市も援助する形をとる。その他、スタッフの職業技術訓練を重点に、基準や教材、テスト、鑑定、資格証を統一。更に職業学校や設備は政府の認可を義務化する項目が盛り込まれている。