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殻を綺麗にした卵 今年から販売

時間:2012-03-05 10:34:29

卵を買って帰った後、多くの人が直接冷蔵庫に入れているだろう。これは殻に付着した鳥の糞など汚物も一緒に入れていることになる。卵の殻は洗わないのが習慣とされているし、それが地鶏卵の証とも言えた。しかし日本をはじめ多くの発展国家では、汚れた卵の販売は禁止されており、中国ではこの方面について統一した規定がない。北京二商集団所属北京市禽蛋公司は、今年から“高潔保鮮鶏蛋”の販売を開始。一般市民も殻が綺麗にされた卵を手軽に買い求められるようになる。

 実際、何の処理もされていない卵の殻は不衛生だ。鶏の糞や毛など汚物が付着しており、輸送中に二次汚染を招くし、サルモネラ菌、大腸菌など病原菌は殻の表面の残留物から汚染する。市場に出回る冷蔵庫の多くは冷蔵室が細かく分けられておらず、乳製品やハム等と一緒に入れることが多い。万が一卵にウィルスがあると直接その他食品に汚染してしまうのだ。

 北京市禽蛋公司は既にスタークラスのホテル、ファーストフードチェーン店、大型合資食品企業をメインに“高潔保鮮鶏蛋”を販売。“高潔保鮮鶏蛋”は先ず卵を選び、洗浄消毒し、脱水するなど工程をふみ、最後に植物油を塗布する。こうして処理された殻の表面はウィルスが出ず、雑菌数量も極めて少なくなるそう。更に普通の卵と比較すると保存期間が一週間以上延長可能。

 気になる価格だが、政府の指示保護により北京市禽蛋公司は巨額投資し工場ラインを改造。毎日200万個を出荷、北京市の卵の三割前後をカバーする。コストは卵一個につき四、五分人民元程度増すのみとのこと。市民の家の近くにあるスーパーとコンビニエンスストアに安心して食べられる卵が並ぶ日も近そうだ。

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