中国電信ブロードバンド自動的スピードアップ完了

　北京のブロードバンドがついに全面スピードアップを果たした。今月20日、中国電信北京公司は、目下既に三ランクのブロードバンドユーザーに対しスピードアップ作業を完了したと発表。各ランク全て無料で自動的に一つ上のランクに昇級された。北京聯通も、北京市全体でブロードバンド無料スピードアップ方案が社内で確定しており、月末には方案が公表されそう。

　北京電信関係者の説明によると、2月17日までに北京電信は、512K、1M、2Mの三ランクブロードバンドユーザーに対し無料でスピードアップサービスを実施。現在512Kのユーザーは1Mに、1Mは2Mに、2Mは4Mとなっている。512Kユーザーについては、1Mになった以外に2Mブロードバンド体験に参加可能。スピードアップカバーエリアは、ADSLと光ファイバー以外、LANユーザーも範疇に入っている。

　4Mユーザーのスピードアップについては現在計画中。今後、数回に分けるかたちで実施を試みる様子。光ファイバーブロードバンドは既に区域速度最高20Mに達しており、北京電信の予想では、この度のブロードバンド無料スピードアップ計画で、全ネットワーク家庭ブロードバンド平均速度率は4.7Mまで達する見込み。
 

■聯通ブロードバンド　スピードアップ既にスタート
　^北京聯通内部情報によると、ブロードバンド無料スピードアップ方案は既に聯通内部で決定されており、2月3日から三度に分け全市すべての小区ブロードバンド家庭ユーザーに対し無料でアカウントスピードアップサービスを実施しているとのこと。北京聯通は512Kは1Mに、1Mは2Mに、2Mは4Mに昇級。光ファイバーが導入されている小区は最高で20Mとなる。

　北京聯通ブロードバンドユーザーにはLANユーザー、ADSLユーザー、光ファイバーユーザーの三種類があり、ADSLユーザーが最多。現状の設備容量では、ADSLブロードバンドはスピードアップして上限は8M。1Mを2Mに、2Mを4Mにするのサーバーで処理するだけで容易だが、10M、20Mブロードバンドに加入するには光ファイバーが必要となっていくる。光ファイバー普及作業も各小区で展開されているが、北京通信の全ネットワークの安全を保障するため、作業は区域に分け順に実施しているとのこと。

■北京電信、北京聯通　ブロードバンド　スピードアップ後の比較

北京電信