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天津で“明胶蝦” 北京市場で自主調査展開

時間:2012-02-17 11:20:36

 「天津市場で“明蝦”が出た」とのこと、食品安全における新しい焦点となっている。北京市のスーパーや社区に入っている農業貿易市場では、疑わしい商品は発見されていない。また京深、大洋路といった水産卸売り市場でも発見されておらず、同時に各社自分で“明蝦”が混入していないか調べるよう指示が出しされているとのこと。

 この度、天津で出た“明蝦”とは、蝦の体内にゼラチンを注射注入することで蝦を美味しそうにみせかけ売れ易くするという悪徳商法。数年前から取り立たされており、もう何度も食品安全部門が踏み入っている事件。冷凍蝦はどうしても解凍後に痩せて小さくなってしまうし、重さも軽くなる。しかし注射を売った蝦は重量が増すだけでなく、蝦の頭の部分の凹が出るのを避けることも出来るそう。分量は平均20%から30%増加。

 ■北京都市部の蝦 水揚げは南方都市
 多数大型スーパーの海鮮売り場では、冷凍蝦や氷で冷やした状態で運ばれた蝦が売られているが、何れも産地は浙江省、広東省などが多い。朝陽区松楡里や農光里といった幾つかの農業貿易市場でも目下、天津蝦は見つかっていない様子。多く販売会社が、「蝦は天津からの直送ではなく、大部分が京深海鮮市場卸売りから来ており、その水揚げは南方がメイン」と言っている。

 ■海鮮市場 自主的に調査
 京深海鮮市場責任者は昨日、彼らも天津“明蝦”事件は非常に注目しており、自ら調査を開始していると発表。「我々は全卸売り企業に理解と協力を求め調査した結果、市場で売られている蝦は海南、広西、福建省などすべて南方空輸でした。」と説明。天津蝦が北京で出回る確立は少ないようだ。

 大洋路市場でも明蝦は出ていない。市場関係者の説明によると、毎年10月から元旦前が天津水産商品の入る時期。現在取り扱う蝦は、青島、山東がメイン。また商品仕入れの際は領収書提示を義務付けており、もし問題となる商品が出たら後追い調査が可能とのこと。

 天津工商及び執法部門は今週末または来週初めにも集中検査を実施する。

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