水錐子花鳥魚虫市場リニューアル

　非常に高価な奇石、目を奪う美しい植物、かわいらしいペット・・・。12月10日、一年半かけて再建設が行われた「水錐子花鳥魚虫市場」がついにオープン。

　場所は西郊東四環路、紅領巾橋東側。北は朝陽北路に接し交通便利。地下一階、地上三階の四階建て。地下一階は鑑賞用水槽シリーズ、一階から三階は動物、植物、奇石茶具、家具などを取り扱う。総面積約12000平方メートル、400件近いブースが入る。

　オープニングセレモニーの来賓に招かれた著名相声人孟凡貴さんは、「こおろぎだろうとバッタだろうと、どれも数百年の伝統があります。不変なる思想を養うだけでなく、この機会を借りて北京文化を是非理解して欲しいです。北京は明清の時代から次第に娯楽消費の都市に発展しています。鳥を飼ってさえずりを聞き、虫や鳥を戦わせ、猫を飼い犬を散歩させる、そんな様々な娯楽が浸透し、また“何か珍しいものはないか。あったら早速覗いてみよう”という北京っ子の気質が、こうした大小さまざまな花鳥魚虫市場を形成させるに至りました。現代、ある人は“北京土著”文化がどんどん遠ざかっていると言います。文化は新しいものと融合し発展してゆくものですが、今日開業した水錐子花鳥魚虫市場は正に老北京文化の市場。娯楽を愛する良き友に出会い交わり、好きな物を愛で、趣味を満喫する空間として利用して欲しいです。」と挨拶した。

　水錐子花鳥魚虫市場では植物や魚、虫、ペットを買い求めることが出来るだけでなく、胡桃、奇石、書画など貴重な北京玩具も揃い選り取りみどり。今後は定期的に各種珍品交換、交易活動や、「老北京玩物」講座が実施される予定。