老舎茶館二階に、「老北京伝統商業博物館」がオープン。今後、長期的に無料で公開される。同時に、昆曲や京劇、古琴など無形文化遺産代表芸術を集めた「芸苑」無形文化遺産演出センターも開業した。
博物館の中は昔の北京の街の様子を再現。“文字幌”、“形象幌”、“実物幌”といった各様式の“幌子”と呼ばれる店看板が掲げられ、剃頭挑子、水車など百件を超す商業物件が並び、まるで昔の大柵欄を歩いているかのような気分にさせてくれる。
人気はミニチュアのお店。人物、店構え、場面どれも本物そっくり。これらは“面人湯”正宗伝人馮海瑞先生が二年かけて作成した手造り芸術品。緻密な作業から、茶屋、茶館、酒館、戯楼、楽器鋪、筆鋪、理髪店、国葯店、煙草屋といった昔の北京人の生活が息づくお店が再現されて、かわいらしい。
老舎茶館責任者は、老北京伝統商業博物館は公益性の人文景観として長期的に無料開放し、観光客に至近距離で参観体験できる場所として提供したい、と話している。
住所 :前門西大街正陽市場3号楼
博物館開館時間:10:00~22:00
参観問合せ :6303-6830