北京市に登記される犬の数は毎年10万匹という速度で増えている。北京市衛生局は昨日(24日)、今年に入って北京市に報告された人が患った狂犬病件数は4例で、死亡は4例だったと発表。今年前八ヶ月、猫や犬にひっかかれて怪我をしたり、噛まれたるなどして狂犬病ワクチンを接種した人は20万人近くものぼる。
北京市衛生局は、2010年北京市全市で、記録済みで更に調査が可能とされる犬の数は95万匹余り、更に登記件数は毎年10万匹づつ増えていると発表している。その裏で、未登記の犬は存在しており、百万匹近い登記済みの犬のうち約二割は狂犬病ワクチンを接種していない情況。
この数年、中国で毎年報告される狂犬病数は2000例を越している。これは世界第二位という悪成績。北京市も突出した公共衛生問題として捉えられている。市疾制センター統計によると、2010年、北京市で報告された狂犬病は9例、死亡9例。今年に入って以来、北京市に報告された狂犬病数は4例、死亡4例。1月から8月、猫犬にひっかかれて傷をしたり、噛まれたなどして各狂犬病免疫予防接種を受けた人の数は199000人余り。
一旦犬に噛まれたり、ひっかかれたりしたら、直ぐに20%石鹸水で繰り返し傷口を洗い、その後2%から3%のヨードホルム(中国語ではdian【石偏に典】酒)または75%アルコールで傷口を消毒。そして直ぐに北京市指定狂犬病免疫予防窓口で狂犬病ワクチンを接種すること。北京市は各区県に113箇所の狂犬病免疫予防窓口を開設しており24時対応している。詳しくは12320ホットラインに問合せすると良い。
◎北京市狂犬病免疫予防窓口リスト http://yljk.beijing.cn/jyzn/n214086944_1.shtml