延慶県2011年重点プロジェクトの一つに掲げられていた応夢寺プロジェクトが、古建公司及び文物建築保護設計所、監督単位の検証を無事通過し、晴れて応夢寺旅行観光区建設項目がこの度円満に完成。
応夢寺は延慶県城県北18キロの山の上に位置。言い伝えによると、遼代蕭太后応夢が建設し、元末期に兵に焼かれ、その後何度も修復されたが幾度となく廃れてしまった。抗日戦争時期、応夢寺は廟にいた僧侶が中国軍人を助け、また日本軍の戦火を退治したと言う。現代、一部遺跡としか残っていなかったが、過去の名声を偲んで訪れる人が後を絶たなかった。
応夢寺には不思議な言い伝えがあり、神秘的な歴史だけでなく不幸な運命も数多い。たどり着くには険しい路を歩かねばならないあたり、参拝の興味をそそるのだろう。応夢寺付近には、古崖居や松山、龍慶峡と観光地が連なり、寺院左には古城煙樹飛鴻、右には一度歩くと忘れ難いとされる海沱、寺からふもとを眺めれば川と大地がうねり、その景色はまるで絵画を見ているようだと絶賛される。
応夢寺は海抜1005メートル、地面から垂直に上ると高度約500メートルもあり、山は高く険しく、修復に必要な資材は全て人やラバが担いで上がらねばならなかった。プロジェクト投資額も巨額で、工期も長く、規模も大きく、寺建設以来稀とされた。復興プロジェクトは全部で13件の亭台屋舎を建設、対囲壁と宇壁は補修されたり新しく建設されるなどし、更に地下パイプラインの敷設も行われた。結果、総建築譴責は2000平米、明代風格が蘇った。