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北京スキー場 早くて来月初旬オープンか

時間:2011-11-22 15:58:49

暖房供給がスタートした北京、北京周辺にあるスキー場もオープン準備に取り掛かっている。往年と比べ今年は同時期の気温が高め。本来は20日前後に開業する予定だったスキー場も大部分が遅れて12月初旬開業となっている。スキー場の入場料と食事代も総体的に去年より2割以上高くなっている。

  「今年の北京の冬はどうにも寒くない。これでは大規模な造雪は出来ないよ。」。多くのスキー場経営者が頭を抱えている。目下一番早くオープンするスキー場で今月25日前後。大部分のスキー場は来月頭オープン予定。

  「目下二台の造雪機を稼動させています」と語るのは今月末に試験営業を開始した懐北スキー場。予定では今月末に試験営業を開始。しかし北京にある全てのスキー場が、今年中の開業は早いと見ている。軍都山スキー場は、「寒気の勢力が弱く雪造りに適していない。この二日間でまた暖気が訪れ雨が降り、予定より早く開業させるのは困難。」と話す。早くて12月頭オープン。来年春節は1月下旬。スキー場オープン時期は例年より遅いのに、シーズン到来は前倒し。営業時間が更に短くなりスキー場経営としては不利になっている。

  スキー場はこうした情況で発生すると想定される損失を補うため、多くのスキー場が夜間営業を始めるようだ。最も遅くまで営業するスキー場で21時半。仕事が終わってからでも家族を連れて遊びに来る客を狙う。

  気になる料金だが、今年は各方面のコストが値上がっている関係で、全体として昨年より二割強の軍資金が必要となる。北京周辺にある万龍スキー場雲頂楽園スキー設備設置は完了、12月頭より開業する予定。今年の入場料は790元と昨年より5割アップ。石京龍スキー場も今シーズン予約料金は15%アップ。懐北スキー場も今週確定したばかりだが平日は120元、週末は180元と昨年より20%の値上がりとなっている。「スキー場の入場料は値上げしていませんが、レストラン等その他サービスで二割前後値上げしています。」と説明するスキー場もある。

  スキー場経営の中で、最も顕著にコストアップしているのがスタッフ雇用費。懐北スキー場市場部関係者の話では、昨年造雪スタッフの給与は1400元/月。それが今年は2000元/月と20%アップ。それでもスタッフ探しは困難という。また軍都山スキー場でもスタッフにかかるコストは約25%前後アップ。「今年、多くのスキー場が新しいコースを開設。こそれも全体の費用アップに繋がっているでしょう。」

  今年はスキー場で金髪で青い目をしたインストラクターの姿を見る機会が増えるようだ。欧米の経済が不景気にある今、一部外国人インストラクターが中国にやってきている。軍都山スキー場はこのチャンスを利用し、アメリカ、フランス、ドイツからやってきたインストラクターを雇用、ゲレンデで無料レッスンを開設し、中国人にスキーの楽しさを教えようとしている。「現在、海外経済は不景気で、海外スキー客も低迷。海外のスキー場は中国人が海外でショッピングを楽しむように、裕福な中国人に自分達のスキー場へ来てもらおうというのが目論み。」

  海外スキー場が北京市場を狙う外、河北など地方スキー場も市場争奪戦に参戦。「我々には9つ星ホテルがあり56本のコースを備えています。」そう語るのは北京から車で3時間のところにある崇礼スキー祭責任者。昨年崇礼にある三箇所のスキー場は北京からやってきた客で全体の6割を占めた。今年は更に一箇所新しいスキー場が登場。一日平均2万人の接待能力で混雑する北京市内のスキー場から客を呼び寄せる計画。

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