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11年11月11日「光棍節」独身の日

時間:2011-11-11 14:37:22

  今日(11月11日)は「光棍節(独身の日)」。中国では独身者、特に独身男性のことを「光棍(つるつるの棒)」とふざけて呼び、11月11日は4本の「棒」が並んでいるように見えるため「光棍節」となったそう。最初は大学生の暇つぶし的なイベントだったのが、今では独身生活に終止符を打ちたい独身者らのお見合いパーティーや、婚約している人なら結婚式を挙げるという傾向が強くなっている。そして今年は更に2011年と年度にも11がつくことから、「スーパー光棍節」と更に熱気が高まっている様子。

  このチャンスを逃すまいと、中国郵政は今日だけ愛情郵便局を開設。11月11日11時11分の記念スタンプを無料で押してくれたり、先着111名まで愛情郵便局記念品を無料贈呈するイベントを実施。また多数商店、特にネットショップでも1元、11元、111元、1111元といった数字に拘る特価商品を放出。商品内容もインスタントラーメンを煮る一人用鍋や一人分日用品といった独身者が愛用する物が多数出ている。

  ところで当事者の独身者らは、この「光棍節」をどう受け止めているのだろう?11月に入った途端に光棍節の話題がオフィス内で囁かれ、年嵩のいった単身女性など身を置く場所もないと悲観的。「同僚が、冗談っぽくですが今年はどう過ごすのって笑うんです。光棍節なんて大嫌い」。李さんは、今日は退社後は真っ直ぐ家に帰るそう。

  しかしリサーチ会社が独身男女の光棍節に対するイメージ調査を行ったところ、全国の独身男女はそう普遍的にこの話題が苦手でもない様子。20.5%の独身男女が「非常に怖い」また「怖い」と答えているのに対し、57.1%が「怖いとか怖くないとはどっちでもいい」と答え、更に27.9%が「怖くない」と答えている。男女で見てもあまり差は無い様子。

  三十歳独身中の男性王さん、今年はカラオケボックスでお見合いパーティーを開催。参加者には選曲は思い出ソングのみと条件つきに。「来年こそ脱独身」という気持ちはあるものの、毎年寂しい気持ちになるこの日こそ単身者も開放的になるべきだという発想のもと、70年、80年后の同世代の独身者を集め、幼い頃に食べた飴菓子やアイスキャンディー、玩具の話題に花を咲かせ、思い出ソングを歌って気分を発散させるという。「単身について、なんて語らなりませんよ。」

  新しい中国を担う若者達、恋愛や結婚に対する考え方はどんどん変化し、商売にも利用するとは、いやはや逞しい限り。

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