昨日(9日)、北京市消防局は火災の危険を通報する「96119」を開通させた。突出、重大な火災の危険を通報した人には高額の賞金が授与される法案も作成中。
「96119」は「119」指揮センター内に設置され、開設当初は二名のスタッフが24時間待機。来年には四名体制となる。「こんにちは。火災の危険ある単位、住所、及び危険情況について教えて下さい」電話を受けた消防員はその場で通報内容をコンピュータへ入力。火災の危険がある場所の性質。ショッピングセンターなのか、娯楽施設なのか、また住宅なのか。また建物は高層ビルなのか、平屋なのか、地下室なのか。消火器が破損していないか、消防通路は塞がれていないか、といった事柄についても確認される。
通報センターに入った通報情況は地区によって振り分けられ、各区県チームへ検査依頼が出る。そして15日以内に検査情況が報告され、改善や処罰が必要な場合、その件について通報人にも連絡が入るとのこと。
開通初日、20件以上あったが、一番多かった通報内容は居住ビルの消防施設の欠陥または破損で、更に10件は消防局部門外の内容。「これまでの通報統計でも約四割が消防管轄外でした。例えばビルが無秩序に建設されている、怪しい集団が部屋を大量に借りている、工事の音がうるさい、といった内容で、実際に火災の危険が通報される確立は低いです。」と消防員は語る。
「地下に住む人が液化石油ガスなど燃えやすい爆発しやすい環境にある」、「生産、経営、倉庫、住居が混在している」といった火災の危険を発見したら、外国人であれ同じ北京で暮らすものとして、直ちに96119へ通報しよう。