
青地に金の文字でデザインされた看板、店内は人の身長の半分ほどの高さがある木製カウンターが置かれ古銅色の柵で仕切られている。門の外には昔風の郵便ポストがあり清朝様式に髪を整えた子供が手紙を投稿しとうとしている。過去のタイムスリップしたかのようなこの風景、実は煙袋斜街に最近できた「大清郵便局」。
「ここは何だろう?ちょっと入ってみよう。」煙袋斜街を観光に訪れた人達がどんどん中に入っていき、店内の壁いっぱいに掲げられた郵便局発展歴史パネルに驚かされる。「どこのお宅がそんなにお金持ちだったの?煙袋斜街にこんなに大きな展覧があったなんて。」更に奥に進むと約3メートルの長さのカウンターがあり、実際に制服を着た職員が仕事をしている。
「ここは郵便局なの?手紙が出せるの?」入って来た人のほとんどがそう聞くそう。職員の説明によると、普通の封書や葉書の投函は可能だが、コンピュータがないためバーコード付けの手紙や小包は受付していないそう。
しかし店内には各種葉書が販売されており、中には昔の北京をデザインしたもの等もあり、ここで葉書を買ったり、買ってそのまま日本に郵便を出せば面白い記念になりそうだ。