朝陽区公共自転車レンタル　最初の1時間無料

　　昨日（26日）、朝陽区公共自転車サービスシステムが朝外地区で投入に入った。これは北京市初政府主導の自転車レンタルプロジェクトで、今年年末までに朝陽区は50箇所のレンタルポイントを建設、1000台の自転車を導入する。

　　先ず試験的に運営が始まったのは、朝陽区昆泰ホテル南側、藍島西区と朝陽門地下鉄の3箇所。始めの1時間は無料で、一時間後から一時間につき1元、24時間10元となっている。各ポイント、20台の自転車が置かれ、型は統一して26インチのもの。レンタル自転車は緑色のボディーに“租賃自行車”と書かれている。

　　今年11月末までに朝陽区は更にレンタルポイントを五十箇所増やし、1000台の自転車を投入。2012年初めまでにはレンタルポイントを173箇所にし、投入自転車総数5000台が目標。公共自転車サービスポイントの分布地点は、地下鉄10号線を軸に華威橋から三元橋の間のエリア、東西両側に3キロほど延ばし全区約40平方キロメートルをカバー。具体的には、地下鉄駅や社区、商業センター、公園、病院などで、市民にとっての最後の一キロとして便利な交通工具となるよう環境作りを進める意向。

　　レンタル方法だが、先ずは“朝通誠信カ”というカードを申請する。今後、貸出し及び返却はすべてカード管理となる。自転車置き場の柵にカード読み込み部分があり、この部分にカードをかざすと「取車」というランプがつき、一二秒後にチェーンが外れ自転車が取れる仕組みになっている。返却の場合も同様、柵に自転車を入れてカードを読み込ませると「存車」のランプがつき、一二秒後、自動的にチェーンがかかる。

　　但し公共自転車レンタルサービス、上記3箇所でも試験運営の段階であるため、利用したい場合はまず実名制カードを申請しなくてはならない。これが即ち上述の「朝通誠新カ」。申請先はまだ一箇所しかなく、朝陽門地下鉄Ａ出口付近。身分証明書とカードにデポジットする最低金額210元が必要。「朝通誠新カ」も今だけ暫定的に使用するもので、区政府と市関係部門の協商が終わり次第、おそらく交通一カ通が使用できるようになる見込み。ただその場合、一カ通は実名制となり、カード余額は最低200元以上となる可能性が高いようだ。