昨日は太平洋百貨店五ke〔木・果〕松店、営業最終日だった。盈科店も今月25日に閉店とのこと。五ke〔木・果〕松店の入口や店内には「オールシーズン商品8割引から」と書かれた紙が貼り出され、最終セールに訪れた客は奪うように買物をして帰った。
五ke〔木・果〕松店は昨日も通常通り10時に開店。既に商品は通常より品薄状態でのスタート。なかなか思うようなサイズは探し当てられない情況だったようだ。開店三十分で特売ワゴンの靴や鞄、ダウンは完売。正午には一階化粧品フロアのオプレ等人気ブランドが完売。午後二時、四階フロアの体育用品や家具インテリアもほとんど完売状態になった。
「五ke〔木・果〕松店の人気はこの数年上昇してきていただけに今撤退するのは残念。」西単太平洋百貨総経理の淘玉聡は語る。今年9月に閉店を発表して以来、太平洋百貨の営業成績は上昇しており、盈科店は昨年の営業成績より30%から50%アップ、五ke〔木・果〕松店に至っては三倍の増長を見せたという。
増え続ける百貨店との競争だけでなく、太平洋百貨在北京二店舗は損失や賃借期限、家賃値上がりといった問題を抱え最終的には退去せざるを得ない状態となった。しかし淘玉聡は北京の百貨店市場は飽和状態になったとは認めていない。「北京の消費者は留まることなく新しいものを求めている。商業業態を調整し、必ずや将来、新しい太平洋百貨店となって再び北京に返ってきます。」