北京市一部地下鉄　通過でもX線検査必須に

　宣武門、西直門など一部地下鉄駅の地下道路は、そこを通過するだけでも安全検査を受けることを義務付けている。

　地下鉄4号線中関村駅の西出口には一枚の通告ポスターが貼られており、「政府関係部門の要求に伴い、駅を通過する場合も安全検査を受ける必要があります。ご面倒をおかけしますがご協力お願いします」といった内容。発行日時こそ記されていないが「京港地鉄」の発言元はあり。

　当然、普通の歩行者もX線検査を受けることになると、検査器には行列ができる。鞄をX線に通した後、液体がある場合は更に容器を取り出し別の機械で検査を受けなくてはならない。

　中関村駅でもこのような措置が実施されており、駅関係者の話しでは、政府から安全保障強化の要求が下り、約一ヶ月前からだという。国家図書館駅にも同様のポスターが掲示されている。しかし、同じ地下鉄4号線でも、海淀黄庄駅や北京大学東門駅には通知は貼られておらず、地下鉄駅を通過しても安全検査は求められていない。