あと一週間すると中国伝統節日、乞巧節となる。北京稲香村では乞巧節にあわせ特製「乞果」贈答品を発売開始。
乞巧節はまたの名を七夕節、女児節という。中国伝統節日の中でも最もロマンチックな節日であり、同時にその昔、女の子達が一番重要視していた日でもある。乞巧節の夜、女の子達は一同に集まり礼節のお菓子である巧果を食べ、天に聡明な心と織姫のような器用な手先が授かるよう願ったという。「巧」と「橋」は中国語ピンインが同じで、巧果を食べる伝統は、天上の彦星と織姫が天の川を渡って会えることを喜びつつ、堅守、愛情、幸福を祝う意味があるという。
北京稲香村は乞巧節に伝統の「巧果」を出すことにより、より多くの人に中国古来の伝統習慣を理解してもらい、伝統文化を復興させ、中国民族の食文化の魅力を伝えて生きたいとしている。