密接者20人に増加　新型インフルエンザ症状無し

京華時報報5月4日によると、北京市政府はＡ型H1N1（新型インフルエンザ）の隔離観察者数は20人に増加したことを発表。これまで密接接触したとされる15名は地壇医院に隔離されていたが、新型インフルエンザ感染が否定された為、現在近くのホテルに移動させ、引続き観察が行われているとのこと。

　　これまで北京では32名が医学病例観察を受けているが全員陰性、つまり32名全員が新型インフルエンザには感染していないことが確認されている。しかし北京市政府は依然として疫病が中国に入る可能性は持続し増加する恐れがあるとし、厳しい対応を取る姿勢を明らかにしている。 　　
隔離観察者20名は、中国人10名、外国人10名となっており、そのうち15名がAM098便に乗り合わせており、5名が新しく増えた密接接触者。目下、20名全員発熱など症状はなく、検査結果も陰性、7日間の観察が終われば開放されることになっている。 　　
■首都国際空港では体温37度で警報察知 　　
目下、首都国際空港はE20からE27までのゲートに専用通路を設置し、この道の出口には二台の赤外線体温測定器が置き乗客の体温をチェックしている。従来の危険体温は37.5度だったが現在は37度となっているそう。もし37度と判定された場合、乗客は一旦簡易待合室でチェックを受け、発熱が確認されると隔離室に誘導され、専用通路で消毒を受けて外に出るという規則になっているとのこと。 　　
■新発地市場は豚肉車輌を消毒 　　
新発地市場では、市場に出入りする豚肉運搬車輌に対し消毒作業を開始している。また一方で市場は各工場に交易フロアに入るスタッフに対する健康検査を要めており、肉を扱う職員は合格証がなければ新発地市場には入れない体制になっているとのこと。