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北京の大気汚染データ ホント?ウソ?

時間:2011-12-05 13:47:20

北京の大気汚染データ ホント?ウソ?

 北京で続く濃霧に対し市民の間で大気汚染問題への関心が高まっている。北京市環境保護監督観測データによると、北京市全体は軽度の汚染。しかし微博(中国版ツイッター)ではアメリカ大使館観測が発表する大気汚染数値は北京市のそれより遥かに高く、過去の粉ミルク事件など政府のデータ改竄疑惑を背景に、政府不信の空気が流れている。これに対し環境保護局は、データは他国が判断した結果を信じず、自国の中で比較すればよい、という内容を表明(北京晨報11月1日)。
 
 公の説明としては道理が立たないわけでもない。一般に人々は賑やかな市区に住んでおり、観測点は賑やかな所もあれば郊外にもあり、良い場所と悪い場所と均一になっているのに対し、アメリカ大使館の観測地点は一箇所のみ。中国の観測が地域全体を見ているのに対し、アメリカのデータは本質的な事実に欠ける。 

 しかし、北京での暮らしにおいて、人々が体感している事実を見逃してはならない。うっそうとした天気、北京で暮らす人は挨拶代わりに「今日は天気悪いねぇ」という。これは「今日は空気汚染が酷いわね」と言っているのと同じではないか。 

 「濃霧が続くと大気中に汚染物質が溜まる。つまり濃霧の意とするところは重度汚染ではないか?」あるネットユーザーが呼掛けたところ、北京市環境保護局副局長は、「霧は汚染ではない。汚染物質が蓄積して空気の質に影響を与えるだけ」と説明。しかし中国気象局広州熱帯海洋気象研究所首席研究員は、「気象学的に霧が発生するチャンスは稀で、霧は世界的に見て高山地区に見られる現象。それが都市で毎日発生するとうのは十中八九、“霾”だ」という。霾の本質は細かい粒子汚染。自然界に漂う灰塵は人類の生活の中から排出される。灰霾と酸性雨は大気汚染の表現形式。霾が飽和すると、やがて霧が形成される。つまり霧は汚染濃度が非常に高い状態というわけだ。

 在中国日本大使館もホームページ上で「北京の大気汚染のついて」という情報を発信しており(http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/joho111115_j.htm)、更にその内容では、アメリカ大使館の観測データも参考にするよう記載している。果たして、中国政府の発表するデータ、何処まで市民を説得できる結果であるのか、先行きが気になるところである。

 

 

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