北京故宮博物館の貴重な文物が盗まれしまった。北京の警察署は58時間後に無事、犯人を逮捕。
犯人は中山東省の29歳の男子。故宮博物館は犯人を捕らえた北京警察署に旗二枚を贈呈。しかし思いがけないことに、その中の一枚に誤字を発見。旗の表に「撼祖国强盛,卫京都泰安」と書いてあった。もともとは「祖国の富強を守って、首都の安定を保護した」の意味。しかし「撼」は間違いで、逆に「動揺する」の意味となる。つまり「撼祖国强盛」の意味は「祖国の富強を動揺する」・・・。正しい漢字は「捍」、意味は「守る」。
ネット市民はこの写真を見て、変な感じを覚えた。故宮博物館の担当者は、「優勝旗の文字は正しいです。「撼」は妥当」とコメント。それに対し「現代漢語辞書」の編集長は「「撼」と「捍」は書き誤りやすい漢字。しかし簡単な文字であり、子供でも違いは分かるはず。」と忠告。最終的に故宮博物館が群衆に対し謝罪声明文を発表して幕を閉じた。