古崖居原始部落旅行休暇村

電話：(010)69110333

住所：北京市延慶区張山営鎮

古崖居原始部落旅行休暇村は国の定める3A級の観光地であり、北京市文物保護単位に指定されている。延慶区の西北峡谷に位置し、市内から約90kmの距離のところにある。これまでに華北地区で発見された崖居遺跡の中で最大規模のものである。

　古崖居には、険しい崖壁に掘られた崖居洞穴があるが、どのような人々によって造られたのかは、未だに確定していない。ここには147つの石室が保存されていて、前、中、後の三つに分かれている。またこれらは約10万㎡にわたって分布している。

　石室は向かい合ったり、お互い隣あったりして、レイアウトが整然としている。部屋は長方形、正方形の両方があり、面積は広いもので約20㎡、狭いものでは約3～4㎡といった感じだ。ある石室は1部屋だけで、しかしまたある石室は2、3部屋がつながっていたりする。

　この石室には門、窓、押入れ、物置などの生活施設が完備されている。その石室の機能はそれぞれに異なって、床暖房付のある部屋は人間用の生活空間で、動物用の飼料入れがある部屋は馬を飼っていた部屋のようだ。また、釜戸がある部屋は台所であった。

　古崖居の石室の建築構造は非常に複雑で、巧妙な設計になっている。造られた年代や、歴史的背景、用途などについての記載は全く残っておらず、現在に至っても依然として謎に包まれている。
 

◎アクセス　：徳勝門から長距離バス919路線に乗って延慶区で下車。920路線に乗り換えて東門営バス停あるいは張山営バス停で下車。

◎入場料　：40元

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